今回は、とある工場の床工事についてレポートします。
照明の関係も多分にありますが
現状はフォークリフトによるタイヤ痕や
残された粉塵により
かなり汚染されていました。
このままでは従業員様への健康も懸念されます。
まずは隆起した床の目地材をサンダー等で除去します。
続いて、床全体をビルの清掃で使われるブラシ
(今回は研磨紙)が回転しながら洗浄する
ポリシャーという機会を用いて下地処理を行います。
次に、凹部の処理を樹脂モルタルにて平滑に仕上げます。
プライマーを塗り、1日目の作業が終了です。
2日目の作業はベースコートを厚塗りします。
床面の温度が低く
硬化乾燥に時間を要することから
この日の作業はベースコート塗布のみとなります。
3日目にトップコートを2回塗り
(今回は速乾タイプを採用)
そして、完成となりました。
改修工事では珍しく
施工範囲を完全に閉鎖して行える環境
であったため、本件は昼間作業となりました。
ひとくくりに「塗床工事」と言いましても
無数の種類があり、施工環境や用途により
様々な選択が可能です。
もちろんイニシャルコストや
ランニングコストの兼ね合いもありますが
最低限の品質は確保すべく
予算を投入された方が
施工後の満足感も俄然違うものです(S)